
引抜業界随一の技術と品質
当社の引抜製品は四輪の重要保安部品から二輪、建設機械など、さまざまな分野に使用され、 特に「安全、快適」な四輪、二輪の走行に貢献しております。 又、お客様のニーズにお応えるすべく、新技術の開発にも力を入れており、 昨今では自動車の軽量化に貢献する製品を開発し、環境に優しい製品作りにも尽力しております。
【四輪】 引抜製品の使用用途 イメージ
【四輪に貢献している引抜製品】
1. ショックアブソーバー
2. 油圧・電動パワーステアリング
3. エアーバッグ部品
4. エンジン部品(プラグ)
5. シートベルト部品
6. ベアリング
7. 防振ゴム
1. ショックアブソーバー
ショックアブソーバーは衝撃による振動を緩和させる装置です。
自動車では、サスペンションの一部として路面からの衝撃を緩和させ、走行を安定化させます。
パイプ内にオイルを満たし、ピストンロッドを挿入し、摺動させます。
そこで、衝撃を吸収して、振動を減衰させる構造となっています。
中にオイルが入り、ピストンが摺動するため、パイプ内径の粗さ仕様が厳しく要求されます。この要求をクリアさせるために、引抜材が使用されており、ホーニング加工と同等以上の粗さを実現しています。
2. 油圧・電動パワーステアリング
パワーステアリング(以降PS)とは、自動車等を運転する際に運転者の操舵を補助する装置です。
現在はほとんどの自動車にPSが装備されており、運転者は軽い力で操舵することができます。
PSは大きく分けて、油圧PSと電動PSに大別されます。
油圧PSのシリンダー、電動PSのステアリングコラム、アッパーシャフト、インタミシャフトなどに引抜材は使用されております。
3. エアーバッグ部品
エアーバッグは多くの部品、基本的にセンサー、インフレータ、バッグ、コネクタ等で構成されており、
車両の衝突による衝撃を感知したセンサーからの信号がインフレータを点火させ発生したガスにより瞬時にバッグをふくらませます。
密封性を含め、外面、内面キズの精度が重要となるため、引抜材が使用されております。
4. エンジン部品(プラグ)
プラグ材は自動車エンジン内のスパークプラグをカバーする機能をもっております。
エンジンが4気筒であれば、4本、6気筒であれば6本使用致します。
エンジンのダイキャストへ圧入をするため、外径寸法精度が重要となり、引抜材が使用されております。
5. シートベルト部品
シートベルト部品はセンターピラー内部に配置されたベルトテンショナー機構付シートベルト巻取り装置と、 センターコンソール内に設置されるセンサーによって構成されます。衝突時はプリテンショナー機構が働きシートベルトの緩みを瞬時に巻き取ることにより、 乗員をエアバッグが最大膨張する前にシートに拘束させ、その衝撃を緩和させます。また負荷が設定以上に高めないようにして、乗員にかかる衝撃を緩和します。 内径側の玉もしくはピストンが移動する事により作動するため、内径寸法が重要となり、引抜材が使用されております。
6. ベアリング
ベアリング(軸受)は特殊鋼でできており、通常自動車には100個以上のベアリングが使われております。
車輪、エンジン周り、ミッション等重要な部分に使用されており、これがないと自動車はスムーズに走ることはできません。
ベアリングの中の小径分野に引抜材は使用されており、また外内面切削加工を実施するため、切削性が重要となります。
ここでも当社の熱処理技術が切削性向上に貢献しております。
7. 防振ゴム
防振ゴムは、国内・海外共に幅広く活用されております。
当社で扱う防振部品は、主に自動車・産業用の振動伝達波動を防止する目的に使用されております。
主に自動車部品では、エンジン・サスペンション関係等を主力に安全快適な乗り心地を確保する目的があります。
この製品の外筒、内筒に当社の製品は使用されております。
【二輪】 引抜製品の使用用途 イメージ
【二輪に貢献している引抜製品】
1. スターターモーター
2. フロントフォーク
1. スターターモーター
スターターモーターはセルモーターとも呼ばれエンジンを始動するモータで、ファミリーバイクから大型車などに幅広く用いられています。
内径にモーターが取り付けられる為、内径許容差の精度が重要となります。
したがって引抜材の寸法精度が要求されます。
2. フロントフォーク
フロントフォークは二輪フロントタイヤについている2本のサスペンション部品です。
車軸を支持しながら路面の凹凸を吸収して振動を抑制し、タイヤの接地を適切に保つために、
製品内面の粗さ管理が重要となります。また、強度も必要とされるため、引抜材が使用されております。
【建機】 引抜製品の使用用途 イメージ
【建機に貢献している引抜製品】
1. 油圧配管
2. 口金部品
1. 油圧配管
油圧配管は、パワーショベルやフォークリフトなどの建設機械に使用される部品であり、
建設機械の操作動力は主に油圧システムを使用しております。
油圧システムとは、比較的小型のポンプで大きな力を発揮でき、出力や速度の制御が容易で、
遠隔操作が可能である等の特長を持つシステムです。
油圧システムの配管部品は高圧が掛かり、また、曲げ加工なども施すことから、
強度はもちろんのこと、加工性も要求されますので、引抜材が使用されております。
2. 口金部品
口金部品は油圧配管、油圧ホースなどをつなぐ継手部品であり、配管同様に高圧が掛かります。
口金部は、フレアー加工、曲げ加工などがされ、強度、加工性が要求されますので、
引抜材が使用されております。
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